導入
ノースフェイスのサミットシリーズには、雪山登山向けの「アセントピークジャケット」と、アイスクライミング特化型の「シアアイスジャケット」があります。私も冬季登山に挑戦したいと考えている一人として、この2つのモデルの違いは非常に気になるところです。両者の決定的な違いは、素材の厚さ(70デニールvs40デニール)、想定する使用環境、そして設計思想(汎用型vs特化型)の3点です。
以下の表で、アセントピークジャケットとシアアイスジャケットの主な違いをまとめました。
| 項目 | アセントピークジャケット | シアアイスジャケット |
|---|---|---|
| 価格 | 72,600円(税込) | 77,000円(税込) |
| 素材 | 70デニール ゴアテックスプロ(3層構造) | 40デニール ゴアテックスプロ |
| 重量 | 約500g(L) | 約430g(L) |
| 想定用途 | 湿雪エリア、雪山登山、積雪期の縦走 | 厳冬期の登攀、アイスクライミング |
| 設計思想 | 汎用型(エントリーから縦走まで幅広く対応) | 特化型(アイスクライミングに最適化) |
| 補強仕様 | 厚手素材による全体的な耐久性 | 薄手素材+ビーズプリント補強(襟・肩・上腕・腰) |
| 主な特徴 | ダブルファスナー、大型ベンチレーション兼アクセスジッパー | 立体裁断、裾バンド(取り外し可能)、摩擦対応設計 |
| サイズ | WS~XXL | WS~XXL |
| カラー | TNFレッド、サミットゴールド、ブラック(3色) | アクア、ノックアウトオレンジ(2色) |
ノース フェイス サミット シリーズ アセントピークジャケットとシアアイスジャケットの違いを深掘り
素材の厚さが生む性能差:70デニールvs40デニール
最も大きな違いは、ゴアテックスプロの厚さです。アセントピークジャケットは70デニール、シアアイスジャケットは40デニールを採用しています。デニール数が大きいほど生地が厚く、防護性と耐久性が高まりますが、その分重量も増します。
アセントピークジャケットの70デニールは、湿雪エリアや濡れる環境が長く続くシーンで高い防水透湿性能を発揮します。雪山登山では長時間の行動が想定されるため、厚手素材による信頼性の高さが安心感につながります。実際、日帰りから雪中泊まで対応できる汎用性が評価されています。
一方、シアアイスジャケットの40デニールは、軽量性と動きやすさを優先した設計です。アイスクライミングでは激しい動きが求められるため、薄手素材で機動性を確保しつつ、摩擦を受けやすい部分にビーズプリントを施すことでダメージを軽減しています。この「薄手素材+ピンポイント補強」というアプローチが、シアアイスジャケットの特徴です。
重量差70gが生む機動性の違い
アセントピークジャケットは約500g、シアアイスジャケットは約430gで、70gの差があります。たった70gと思うかもしれませんが、登攀中のこの差は体感できるレベルです。
アイスクライミングでは、腕を上げ続ける動作が多く、少しでも軽い方が疲労を軽減できます。シアアイスジャケットは立体裁断で動きやすさを確保し、登攀時の裾の擦れやバタつきを抑えるバンド(取り外し可能)も装備しています。顔回りにフィットして視界をじゃましないヘルメット対応フードも、シビアな場面に集中できる設計です。
一方、アセントピークジャケットは、ハーネス操作に配慮したダブルファスナー仕様や、体の前面に配された大型ベンチレーション兼アクセスジッパーなど、多様な状況に対応する実用的な機能が充実しています。インナーのポケットに直接アクセスできる便利さは、長時間の行動で真価を発揮します。
汎用型vs特化型:あなたの登山スタイルで選ぶ
アセントピークジャケットは「積雪期のバリエーションでエントリーから縦走まで幅広く使える」汎用型です。雪山登山を始めたばかりの人から、長期縦走を行うベテランまで、幅広い層に対応できる懐の深さが魅力です。
シアアイスジャケットは「厳冬期の登攀とアイスクライミングに焦点を絞った」特化型です。岩や氷、ロープとの摩擦に対応する補強設計や、軽量で動きやすさを損なわない設計は、アイスクライミング専用と言っても過言ではありません。
価格差は4,400円ですが、これは特化型の開発コストと考えられます。シアアイスジャケットは、アイスクライミングという限定的な用途に最適化するため、より高度な設計が必要だったのでしょう。
ノース フェイス サミット シリーズ アセントピークジャケットについてのユーザーの口コミ
悪い口コミ
・約500gの重量がやや重く感じる場合がある
・アイスクライミング専用としては、やや防護性が過剰かもしれない
確かに500gは軽量とは言えませんが、70デニールの厚手素材による高い防護性と耐久性を考えれば納得の重量です。また、雪山縦走やバリエーションルートなど、様々なシーンで使える汎用性を考えると、むしろコストパフォーマンスは高いと私は思います。アイスクライミング専用なら確かにオーバースペックですが、それ以外の用途にも使いたいなら最適な選択です。
良い口コミ
・「濡れる環境が長く続くシーンでは、ゴアテックスプロの高い防水透湿性能が頼りになる」
・「体の前面に配された大型ベンチレーションは、インナーのポケットに直接アクセスできて便利」
・「積雪期のバリエーションでエントリーから縦走まで幅広く使える」
・日帰りから雪中泊まで対応する信頼性の高いシェル
・ハーネス操作に配慮したダブルファスナー仕様が実用的
・ヘルメット対応のフードは片手で調整できる
ノース フェイス サミット シリーズ シアアイスジャケットについてのユーザーの口コミ
悪い口コミ
・40デニールの薄手素材のため、極端な悪天候下では防護性に不安を感じる可能性がある
・アイスクライミング以外の用途では、汎用性に欠ける
40デニールは確かに薄手ですが、アイスクライミングという用途に特化しているからこその選択です。摩擦を受けやすい部分にはビーズプリント補強が施されており、岩や氷との接触には十分対応できます。また、汎用性については、雪山縦走など他の用途にも使いたいならアセントピークジャケットを選ぶべきで、用途の明確化が大切です。
良い口コミ
・「顔回りにフィットして視界をじゃましないヘルメット対応フード。シビアな場面に集中できる」
・「薄手素材をビーズで補強して岩や氷、ロープとの摩擦に対応。軽量で動きやすさを損なわない」
・「厳冬期の登攀とアイスクライミングに焦点を絞った軽量で機能的な一着」
・約430gの軽量性が登攀時の機動性を高める
・立体裁断で動きやすさを確保
・登攀時の裾の擦れやバタつきを抑えるバンド付き(取り外し可能)
いざってトキオの結論
私としては、自分の登山スタイルを明確にして選ぶべきだと断言します。
雪山登山を中心に、バリエーションルートや縦走も楽しみたい人、これから冬季登山を始める人には、アセントピークジャケットを強くおすすめします。70デニールの厚手素材による高い防護性と耐久性は、様々な環境で安心感を与えてくれます。濡れる環境が長く続くシーンでの防水透湿性能の高さは、長時間の行動で真価を発揮するでしょう。
私自身、防災ブログを運営しながらアウトドアの世界を広げている立場として、「汎用性の高さ」は非常に重要だと感じています。いざという時に、様々な状況に対応できる装備を持っていることは、山でも防災でも共通する価値です。アセントピークジャケットは、まさにその要求を満たしてくれるモデルです。
一方、アイスクライミングを本格的に始めたい、または既に取り組んでいる人には、シアアイスジャケットが最適です。約430gの軽量性と立体裁断による動きやすさは、登攀時の機動性を大きく高めます。ビーズプリント補強による岩や氷への対応力も、アイスクライミング専用ならではの配慮です。
70gの重量差と4,400円の価格差は、一見わずかに思えるかもしれません。しかし、その差が生まれる背景には、「幅広いシーンに対応する汎用性」と「特定用途に特化した機能美」という、明確に異なる設計思想があります。
私の正直な意見として、これから冬季登山を始める人や、雪山縦走とアイスクライミングの両方に興味がある人は、まずアセントピークジャケットを選ぶべきだと考えます。その後、アイスクライミングにのめり込んで「もっと軽く、もっと動きやすいモデルが欲しい」と感じたら、シアアイスジャケットを追加する、という順序が理想的です。
どちらもサミットシリーズとして、極限環境でテストされた最高峰の品質を持っています。自分の登山スタイルを見極めて、最適な一着を選んでください。
まとめ
ノースフェイス サミットシリーズのアセントピークジャケットとシアアイスジャケットの違いは、素材の厚さ(70デニールvs40デニール)、重量(約500gvs約430g)、設計思想(汎用型vs特化型)の3点に集約されます。価格差は4,400円で、シアアイスジャケットが77,000円とやや高額です。
口コミでは、アセントピークジャケットは「濡れる環境での高い防水透湿性能」「幅広く使える汎用性」と評価される一方、「重量がやや重い」という声もあります。シアアイスジャケットは「軽量で動きやすい」「アイスクライミングに最適化」と高評価ですが、「汎用性に欠ける」という意見も見られます。
用途に応じた選択が重要です。
・雪山登山、バリエーションルート、縦走、冬季登山初心者→アセントピークジャケット
・アイスクライミング専用、厳冬期の登攀、軽量性と機動性重視→シアアイスジャケット
・汎用性を求める→アセントピークジャケット
・特定用途に特化した性能を求める→シアアイスジャケット
自分の登山スタイルを明確にして、最適な一着を選んでください。どちらもサミットシリーズとして極限環境でテストされた最高峰の品質を持っており、あなたの冒険と安全を支えてくれるはずです。



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