導入
コールマンのマルチレイヤースリーピングバッグは、3つのレイヤーを組み合わせることで-11℃から夏まで対応できる、オールシーズン使える寝袋です。私自身、防災用品として備えておきたい寝具を探していたのですが、このシュラフはキャンプだけでなく、車中泊や災害時の備えとしても活躍してくれる優れものなんです。
特に注目すべきは、封筒型で布団のような快適な寝心地を実現している点。マミー型の窮屈さが苦手な方や、寝返りを打ちたい方には最高の選択肢と言えるでしょう。さらに、洗濯機で丸洗いできるので、衛生面でも安心して長く使えます。
今回は、実際のユーザーレビューや口コミをもとに、この商品の実力を徹底的に検証していきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用時サイズ | 約90×200cm |
| 収納時サイズ | 約52×29×38cm |
| 重量 | 約4.9kg |
| 快適温度(3レイヤー) | -5℃(使用下限-11℃) |
| 快適温度(アウト+フリース) | 5℃(使用下限0℃) |
| 快適温度(ミッド+フリース) | 12℃(使用下限6℃) |
| 素材 | ポリエステル(表地・裏地・中綿) |
| 付属品 | 専用キャリーケース |
| 価格 | 約11,000円~15,950円 |
コールマン マルチ レイヤースリーピングバッグのレビュー
コールマン マルチ レイヤースリーピングバッグの最大の特徴は、なんといっても3つのレイヤーを自由に組み合わせて使える点です。アウトレイヤー、ミッドレイヤー、フリースの3枚構成で、季節や気温に応じて最適な組み合わせを選べます。
春秋のキャンプなら「アウトレイヤー+フリース」で快適温度5℃まで対応。夏の高原キャンプでは「ミッドレイヤー+フリース」で快適温度12℃をカバー。そして冬キャンプでは3枚すべてを重ねることで、快適温度-5℃、使用下限-11℃という本格的な冬用スペックになります。これ1つで年中使えるのは、コスパ的にもかなり優秀です。
もう一つの大きな魅力が、封筒型ならではの快適さです。幅90cm×長さ200cmのゆったり設計で、大柄な男性でも窮屈さを感じません。マミー型シュラフのように体を締め付けることがないので、寝返りも自由自在。肌触りも良く、まるで自宅の布団で寝ているような感覚が味わえます。
| レイヤー構成 | 快適温度 | 使用下限温度 | 適した季節 |
|---|---|---|---|
| アウト+ミッド+フリース | -5℃ | -11℃ | 冬 |
| アウト+フリース | 5℃ | 0℃ | 春・秋 |
| ミッド+フリース | 12℃ | 6℃ | 夏(高原) |
洗濯機で丸洗いできるのも大きなポイントです。各レイヤーを分離して洗えるため、汗や結露で汚れても自宅で簡単にメンテナンスできます。ファミリーキャンプで子供が汚しても安心ですし、防災用として長期保管する際も清潔に保てます。
レイヤー単体での活用も魅力的です。フリースだけを取り出して車内のブランケットとして使ったり、ミッドレイヤーを夏用の薄手シュラフとして使ったり。キャンプだけでなく、来客用の布団や災害時の備えとしても活躍してくれる多用途性は、私のような防災ブロガーにとって非常にありがたい機能です。
ただし、デメリットもあります。収納サイズが約52×29×38cm、重量が約4.9kgとかなり大きく重いです。コンパクトカーでのファミリーキャンプや、徒歩・バイクでの移動には不向きでしょう。車載キャンプや車中泊での使用を前提にした商品と言えます。
コールマン マルチ レイヤースリーピングバッグについてのユーザーの口コミ
実際に購入したユーザーの口コミを見ていくと、多くの方が高評価をつけています。Amazonでは1,000件以上のレビューがあり、その多くが「買って正解」という声です。
悪い口コミ
・とにかく収納サイズが大きくて、収納袋に入れるのが困難。一度開いたら元に戻せないほどパンパンになる。女性一人では畳むのが大変で、コツが必要。
・重量が約5kgもあり、持ち運びが大変。車の積載スペースを大幅に圧迫するので、コンパクトカーでは家族分揃えるのは厳しい。
確かに収納の大変さは多くの口コミで指摘されています。ただし、これは「布団並みの快適さ」を実現するための必然的なサイズとも言えます。収納方法については、スーツケース用のベルトでギュッと締めたり、布団用圧縮袋を活用することで、ある程度コンパクトにまとめることが可能です。慣れれば2〜3分で収納できるようになったという声もあります。
重さについても、車載キャンプや車中泊がメインなら問題ありません。むしろ、この重量があるからこその保温性と快適性だと前向きに捉えることができます。
良い口コミ
・外気温0℃でも全く寒くなく、朝まで快適に眠れた。布団のような寝心地で、キャンプ以外でも使いたいレベル。
・-13℃の雪中キャンプでも全然寒くなかった。毛布を追加すれば-10℃以下でも十分対応できる。
・オールシーズンキャンプを楽しむなら、これ1つで十分。春秋仕様、夏仕様、冬仕様と買い揃える必要がないのでコスパ最強。
・マミー型が苦手で寝返りが打てず腰痛がひどかったが、この封筒型なら布団感覚で快適に眠れる。
・ふかふかもちもちの肌触りが最高。つるつるの生地ではないので、寝ている間にズレることもない。
・洗濯機で丸洗いできるから、汗をかいても清潔に保てる。来客用や災害時用としても使えるのが嬉しい。
・値段の割に性能が高く、1万円台でこのスペックは買って正解だった。
結論として、その商品がいいか、いざってトキオとしての意見
正直に言うと、コールマン マルチ レイヤースリーピングバッグは、収納の大変さというデメリットはあるものの、それを補って余りある魅力がある商品だと私は思います。
私が最も評価しているのは、やはり「これ1つでオールシーズン対応できる」という点です。春夏秋冬すべての季節でキャンプを楽しむ場合、通常なら夏用、春秋用、冬用と最低3つのシュラフが必要になります。それぞれ1万円前後として計算すると、合計3万円以上。さらに保管場所も3倍必要です。
しかしこの商品なら、1つで約1万5千円(実売価格なら1万円台前半)。レイヤーの組み合わせ次第で-11℃から夏の高原まで幅広く対応できます。コスパで考えれば、圧倒的にお得です。
次に評価しているのが、防災用品としての汎用性です。私は防災ブロガーとして、「防災グッズは普段使いできるものを選ぶべき」という信念を持っています。この商品は、キャンプ、車中泊、来客用布団、そして災害時の備えと、様々なシーンで活躍してくれます。いざという時のために押し入れにしまい込んでおくだけでなく、日常的に使いながら備えられるのは理想的です。
布団のような寝心地も大きな魅力です。災害時に避難所で眠る場合、マミー型シュラフのような窮屈なものではストレスが溜まります。この封筒型なら、寝返りが自由に打てて、家族で連結すればダブルベッドのように使うこともできます。小さな子供がいるご家庭にも安心です。
洗濯機で丸洗いできる点も、防災用品として非常に重要です。災害時には衛生環境が悪化しがちなので、自宅で簡単に洗えるシュラフは清潔を保ちやすく、長期間使えます。
ただし、この商品が万人向けかと言われれば、そうではありません。収納サイズの大きさと重量は、確実にデメリットです。徒歩やバイクでのキャンプ、公共交通機関での移動を考えている方には不向きでしょう。また、コンパクトカーで家族4人分を積むのは、かなり厳しいと思います。
ですが、車載キャンプや車中泊がメインの方、防災用として自宅に備えておきたい方、マミー型の窮屈さが苦手な方には、自信を持っておすすめできます。実際のユーザーレビューでも「収納は大変だけど、暖かさと寝心地は最高」という声が圧倒的に多いです。
私自身、この商品を防災用品として備えるなら、2つ購入して連結させて使いたいと考えています。夫婦で使えば広々として快適ですし、子供と一緒に寝ることもできます。普段はキャンプや車中泊で使い、いざという時には家族全員の寝具として活躍してくれるでしょう。
結論として、コールマン マルチ レイヤースリーピングバッグは、車での移動が前提なら「買って損はない」と断言できる商品です。収納の手間を差し引いても、オールシーズン対応、布団級の寝心地、洗濯可能、多用途性というメリットは非常に大きいです。防災意識の高い方、年中キャンプを楽しみたい方には、特におすすめしたい一品です。
まとめ
コールマン マルチ レイヤースリーピングバッグは、3つのレイヤーを組み合わせることで-11℃から夏まで対応できる、オールシーズン使える寝袋です。
・3レイヤー構造で快適温度-5℃/5℃/12℃の3段階に調整可能
・封筒型で幅90cm×長さ200cmのゆったり設計、布団のような快適な寝心地を実現
・洗濯機で丸洗いできるので衛生的に長く使える
・レイヤー単体でブランケットとしても使える多用途性
・キャンプ、車中泊、来客用布団、防災用と幅広く活躍
・収納サイズが大きく(52×29×38cm)、重量も約5kgと重い点がデメリット
・実売価格1万円台前半でこのスペックはコスパ最強
車載キャンプや車中泊がメインの方、防災用の寝具を探している方、マミー型の窮屈さが苦手な方には、自信を持っておすすめできる商品です。収納の大変さはありますが、それを補って余りある快適さと汎用性を持っています。



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