導入
防災リュック選びで悩んでいる方、特に「山善YBG-30」と「アイリスオーヤマBRS-33」のどちらにするか迷っていませんか。私は、いざってトキオです。防災グッズを紹介するブログを運営しており、多くの読者から「この2つの商品、何が違うの?」というご質問をいただきます。
結論から申し上げますと、山善YBG-30はコスパ重視、アイリスオーヤマBRS-33は充実度重視です。両者の違いを、わかりやすく表にまとめました。
| 項目 | 山善 YBG-30R | アイリスオーヤマ BRS-33 |
|---|---|---|
| セット内容 | 30点 | 33点 |
| 価格 | 4,800円 | 6,120円 |
| 容量 | 18L | 25L |
| 重量 | 約1.97kg | 約2.0kg |
| リュックの特徴 | コンパクト・フロントポケット | 大容量・両サイドポケット |
| カラー | レッド・ブラック | グレー・ブラック |
この表を見ると、2つの防災リュックの違いが明確です。特に容量差の7Lと価格差の1,320円が、どちらを選ぶかの判断ポイントになります。以下で、より詳しく解説していきます。
山善YBG-30とアイリスオーヤマBRS-33の違いのレビュー
容量の違い:18L vs 25L
山善YBG-30は18Lというコンパクトな設計で、避難時に最低限必要なアイテムを厳選して詰めた構成です。一方、アイリスオーヤマBRS-33は25Lと、7L大きいため、より多くのアイテムを収納できます。
短期避難(避難所到着まで1~2時間程度)であれば、山善のコンパクトさは大きなメリットです。軽量で持ち運びやすく、体力に自信がない方や高齢者、子どもでも無理なく背負えます。一方、中期避難や、すでに自分で追加したいアイテムが決まっている方には、アイリスオーヤマの大容量がおすすめです。
セット内容の実質的な違い
| 項目 | 山善にしかないもの | アイリスオーヤマにしかないもの |
|---|---|---|
| 固有アイテム | 小銭入れ袋 | ポーチ・ルーペ・防水スマホ袋・使い捨て下着 |
| 量の違い | 割り箸5本、ラップ20m | 割り箸3本、ラップ8m |
注目すべき点は、アイリスオーヤマには防水スマホ袋や使い捨て下着が含まれることです。防水スマホ袋は避難時の情報収集に役立ち、使い捨て下着は長期避難を想定した設計。これらは、アイリスオーヤマが「より長期の避難生活」を想定していることを示唆しています。
価格差の1,320円が本当に価値あるのか
1,320円の差は、セット内容の充実度に見合うだけの価値があると言えます。防水スマホ袋、ポーチ、ルーペ、使い捨て下着の4点だけでも、1,000円以上の実質的な価値があり、加えて「37点」という充実度は、買い足す手間を大幅に削減できます。
山善YBG-30についてのユーザーの口コミ
山善YBG-30についてのユーザー評価をまとめました。実際の購入者からの声をご紹介します。
ネガティブな口コミ
・リュックの縫製が少し粗く感じる。長期使用で耐久性が心配
・ライトの明るさが十分でなく、夜間の避難時に不安
ただし、これらの口コミは「価格を考えると許容範囲」という意見が多いです。4,800円というコスト設定を踏まえれば、完全には否定できない点です。
ポジティブな口コミ
・容量が18Lとややコンパクトで、持ち運びやすく子どもや女性にも最適
・価格の割に内容が充実していて満足度が高い
・レッドのリュックで非常時に見つけやすく、視認性が優れている
・フロントポケットが使いやすく、アイテムの整理がしやすい
・軽量設計のため、体力に自信がない方でも背負いやすい
・必要最低限のアイテムが揃っているため、すでに自分で追加したいものが決まっている方に最適
アイリスオーヤマBRS-33についてのユーザーの口コミ
アイリスオーヤマBRS-33についてのユーザー評価をご紹介します。
ネガティブな口コミ
・価格がやや高く、山善との1,320円の差が気になる
・リュック素材が薄めに感じられ、長期的な耐久性に不安がある
ただし、多くのユーザーは「セット内容の充実度で、この価格は正当化される」という評価をしています。
ポジティブな口コミ
・セット内容が33点と充実しており、避難生活に安心感がある
・幅広いショルダーベルトで長時間背負っても楽で、肩への食い込みが少ない
・ポケットが多く、細かいアイテムの整理がしやすく使い勝手が良い
・グレー色で落ち着いており、普段使いもでき、日常生活に溶け込みやすい
・防水スマホ袋や使い捨て下着など、長期避難を想定したアイテムが嬉しい
・ポーチやルーペなど、細かい配慮が感じられるセット構成
結論:どちらを選ぶべきか
率直に申し上げますと、私はアイリスオーヤマBRS-33を推奨します。
理由は3つです。
1つ目は、セット内容の充実度。防水スマホ袋は避難時の情報収集に欠かせず、使い捨て下着は衛生面で重要です。これらの差は、単なる「3点の違い」ではなく、避難生活の快適度を大きく左右します。
2つ目は、容量の余裕。18Lと25Lの7Lの差は、想像以上に重要です。追加したいアイテムが入らないストレスよりも、最初から容量に余裕を持つ方が、実用的です。
3つ目は、長期避難への対応。今の日本の災害リスク(地震、台風、大雨)を考えると、短期避難だけでなく、数日間の避難生活を想定することは必須です。アイリスオーヤマはそれを見据えた設計になっており、この「先見性」が価格差を正当化します。
ただし、すでに自分で追加装備が決まっており、「必要最低限のものを軽く持ち歩きたい」というニーズであれば、山善YBG-30も悪い選択肢ではありません。コスパの視点では、確実に優秀です。
まとめ
防災リュック選びで「山善YBG-30」と「アイリスオーヤマBRS-33」で迷ったら、まずは自分のニーズを明確にしてください。
山善YBG-30がおすすめな方:
・予算を最優先で考える
・避難所までの距離が近い(1~2時間以内)
・体力に自信がなく、軽さを重視する
・すでに自分で追加装備を用意する予定
アイリスオーヤマBRS-33がおすすめな方:
・充実したセット内容を求める
・中期避難も想定して備えたい
・長期使用を考えて、耐久性を重視する
・購入後、すぐに使える状態を望む
どちらを選ぶにしても、購入後が重要です。定期的に中身を確認し、使用期限や電池の残量をチェックすることをお忘れなく。防災リュックは「持っているだけ」では意味がありません。実際に使える状態で保管しておくことが、本当の防災対策です。
あなたとあなたの大切なご家族を守るための最適な防災リュック選び、ぜひ参考にしてください。



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