「防災リュックは買ったけど、実際に避難するときちゃんと使えるのかな?」──東海エリアに住む私いざってトキオは、南海トラフ地震への備えとして防災グッズの研究を続けています。
アウトドアで鍛えた目線で見ると、防災リュック選びで最も大切なのは「実際に背負って走れるか」という一点に尽きます。カタログスペックだけじゃなく、実際のユーザーの声を聞くことで初めて分かる「使える防災リュック」があるんです。
今回は24商品の徹底検証データと実際の口コミをもとに、本当に使える防災リュックをランキング形式で紹介します。
- 防災リュック選びで失敗しないための3つのポイント
- 【2025年最新】防災リュックおすすめランキングTOP7
- 女性向け防災リュックの選び方
- 女性が防災リュックに入れておくべきもの
- まとめ
防災リュック選びで失敗しないための3つのポイント
1.必需品がしっかり揃っているか確認しよう
避難後に「あれがない、これがない」となると、結局買い足す手間が発生します。水・食品・防災ラジオ・懐中電灯・救急用品といった必需品が最初から入っているセットを選ぶのが賢明です。
充電器や乾電池など「あると便利なアイテム」も含まれていれば、より安心できます。
特に女性は男性よりも必需品が多いですから後半で補足説明をしておきます。
2.肩紐の幅は5cm以上、ベルト調節可能なものを
避難時に重いリュックを長時間背負うと、肩への負担が相当なものになります。検証の結果、肩紐の幅が5cm以上でベルト調節ができるタイプは、重さを分散して体への負担を軽減できることが分かりました。
実際のモニターからも「肩への食い込みが少ない」「長時間でも疲れにくい」との声が多数挙がっています。
3.住んでいる地域に合わせて防水性・防炎性をチェック
海や川の近くに住んでいる人は、止水ファスナー付きで縫い目が丁寧な商品を選びましょう。検証の結果、浸水はファスナーと生地の縫い目から起こることが多く、止水ファスナーと丁寧な縫製で浸水リスクを大幅に減らせます。
木造住宅が多い地域なら、日本防炎協会の認証を受けた商品が理想的です。ただしコストが高めで選択肢は少ないのが現状です。
【2025年最新】防災リュックおすすめランキングTOP7
第1位:防災防犯ダイレクト 地震対策30点避難セット B1031
検証した24商品の中で唯一防炎加工が施されていたのがこの商品です。シャワーをかけてもまったく濡れておらず、防水性も申し分ありません。
おすすめポイント
水・食品・防災ラジオ・懐中電灯・救急用品などの必需品がすべて揃っており、充電器や乾電池など便利なアイテムも多数入っています。火や水に強く汚れにくい素材を採用し、夜間避難に役立つ反射板も搭載されています。
気になる点
肩紐がやや細めで、長時間の移動では重さを感じやすいという声がありました。モニターからは「圧迫感があり動きづらい」「小柄な人には扱いにくいかも」との意見も。
とはいえ避難所までの距離がさほど遠くなければ、性能の高さと防災用品の充実度でベストバイと言える商品です。
第2位:アイリスオーヤマ アイリスプラザ 防災セット 食品付き NBS1-40
防災用品の充実性と持ち運びやすさを両立させたバランスの良い商品です。
おすすめポイント
水・食品・懐中電灯・レインウェアなどの必需品に加え、充電器・乾電池・簡易食器・ウォータータンクなど便利グッズも充実しています。背面クッションには厚みがあり、モニターから「背中にフィットして背負いやすいうえに動きやすい」との声が相次ぎました。
リュック全面にはテントなどに使われるターポリン素材を採用し、止水ファスナーも装備。シャワーをかけても内側の湿り気や浸水が見られず、10分程度の雨なら中身が濡れる心配はほぼありません。
気になる点
防炎加工は施されていないため、火災時の安全性には不安が残ります。やや重さを感じる点も気になりますが、肩紐が太く柔らかいため体への負担は軽減されています。
第3位:HIH ハザードリュック 36点セット
36点もの防災グッズが入った充実のセットです。
おすすめポイント
水・食品・懐中電灯・救急用品など災害時の必需品がすべて揃っており、ウェットティッシュ・乾電池・エアマットなど便利なアイテムも含まれています。背中にクッション性があり、モニターから「背負いやすさ・動きやすさに満足」との声が多数挙がりました。
気になる点
撥水加工はされていますが、側面のファスナーから水が少し侵入しました。10分以上雨に打たれると浸水の可能性があります。また防炎性に関する記載も見当たりません。
中身の充実さゆえ、肩や背中に重さを感じやすく「短時間でも肩への食い込みを感じた」という意見もありました。近場に避難所があるなら問題ありませんが、長距離避難には不向きかもしれません。
第4位:クルーズカンパニー 防災のミカタ 防災セット プレミアム T111-05
買ってすぐ使える防災用品の充実度が魅力です。
おすすめポイント
水・食品・懐中電灯・レインウェア・携帯トイレなどの必需品がほとんど揃っており、ランタン・カイロ・充電器なども入っています。モニターからは「肩紐の幅が広く柔らかい素材で背負いやすい」とポジティブな声が挙がりました。
気になる点
背中部分の生地が薄いため、背中へのフィット感が弱いと感じる人もいました。シャワーをかけると若干の浸水があり、防炎加工の記載もありません。
第5位:LA・PITA 防災セットラピタ プレミアム 1人用
高い防水性と必需品の充実度が光る商品です。
おすすめポイント
防水性を検証してもまったく中身が濡れず、10分程度の雨なら内部へ水が浸みることなく使えます。水・食品などの必需品に加え、乾電池やウォータータンクなど便利なアイテムも装備されています。
肩紐の幅が大きく、モニターから「肩への負担がかかりにくい」という声が挙がりました。肩紐の長さ調節範囲が広いため、体格に合わせやすいのもポイントです。
気になる点
やや重量があり、背面の生地が硬く圧迫感を訴えたモニターもいました。
第6位:LA・PITA SHELTER プレミアム 10000170
防水性重視の人に特におすすめの商品です。
おすすめポイント
シャワーをかけてもまったく濡れず、防水性の高さはトップクラスです。雨の強い日でも中に水が浸水しにくく、安心して使えます。
軍手はないものの、それ以外の必需品は揃っており、乾電池・ランタン・ウォータータンクなど便利なアイテムも含まれています。肩紐が太く背負いやすく、「安定してそれほど重さを感じない」という声もありました。
気になる点
リュックの重心が下にあるため「動きづらい」という意見がありました。軍手を買い足す必要があります。
第7位:ピースアップ 30点防災セット
高い防水性と充実した防災用品が魅力の商品です。
おすすめポイント
特別な防水加工はないものの高い防水性があり、シャワーをかけても中身が濡れません。水・食品・懐中電灯・救急用品などの必需品に加え、乾電池やウォータータンクも入っています。
太くクッション性のある肩紐により、モニターから「軽く肩に乗せやすい」「フィット感がよく疲れにくい」と好評です。本体カラーは全9色から選べるため、見た目を気にする人にもおすすめです。
気になる点
防炎加工がされておらず、肩紐が短く体格によっては背負いにくい可能性があります。
女性向け防災リュックの選び方
重さは10kg程度、容量は20〜30リットルが理想
避難時に自力で持ち運べる重さ10kg程度、容量20〜30リットル程度のリュックが理想的です。必要最低限のものが入りつつ、体の負担になりにくいサイズ感を選びましょう。
肩ベルトにクッション性があるものを
災害時には長時間の移動が必要となる場合もあり、リュックの背負いやすさが避難のしやすさに直結します。肩ベルトにクッション性があり、チェストベルトやウエストベルト付きで重さを分散できるものを選びましょう。
防水性はナイロンやポリエステル製がおすすめ
災害時には雨風にさらされる可能性もあるため、防水性と耐久性が欠かせません。ナイロンやポリエステル製のリュックは軽くて水に強く、撥水加工や止水ファスナー付きのものを選ぶとさらに安心です。
女性が防災リュックに入れておくべきもの
生活必需品
生理用品・下着の替え・メイク落としシート・洗顔シート・鏡・ヘアゴム・ブラシ・ポケットティッシュ・マスクなど、女性特有の生活必需品を忘れずに入れておきましょう。
防寒・体調管理アイテム
アルミブランケット・カイロ・着替え・常備薬・マスク・レインコート・折りたたみ傘・のど飴・栄養補助食品・アイマスク・耳栓など、体調管理に必要なアイテムも重要です。
防犯アイテム
一人暮らしの女性は、防犯ブザー・ホイッスル・懐中電灯・スマホ用モバイルバッテリー・貴重品用ミニポーチ・マスク・帽子など、自分を守るための防犯アイテムも忘れずに。
まとめ
防災リュック選びで最も重要なのは、「実際に背負って走れるか」「必需品が揃っているか」「住んでいる地域の災害リスクに合っているか」の3点です。
私いざってトキオのおすすめは、防炎・防水性能に優れた「防災防犯ダイレクト 地震対策30点避難セット」です。価格は若干高めですが、唯一の防炎加工と充実した防災用品で、長く安心して使えます。
コスパ重視なら「アイリスオーヤマ アイリスプラザ 防災セット 食品付き」が最適です。防炎性はありませんが、バランスの良い性能と充実した内容で、初めて防災リュックを買う人にもおすすめできます。
南海トラフ地震はいつ来てもおかしくありません。今のうちに自分に合った防災リュックを準備しておきましょう。



コメント